スタッフブログ/家づくりコラム高気密住宅とは？そのメリットと測定方法などを徹底解説！｜井原市、福山市で高性能な新築・リフォームなら高屋工務店

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2024/11/29

家づくりコラム：高気密住宅とは？気密性能の重要性と必要性とは

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こんにちは、岡山県井原市、広島県福山市で高性能住宅をしている工務店、高屋工務店です。
快適な住環境を求める多くの方にとって、「高気密住宅」という言葉は一度は耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、具体的に「気密性能」とは何を指し、それがどのように住まいの質や暮らしに影響を与えるのか、詳しく理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、高気密住宅を建築する際のポイントや、気密性能の役割について深掘りし、高屋工務店が提供する家づくりとの関わりをお伝えします。

■ 気密性能とは？高気密住宅の定義

「気密性能」とは、建物がどれだけ隙間なく密閉されているかを示す性能のことです。
住宅の隙間を可能な限り減らし、外気の侵入や内気の漏れを防ぐことで、室内環境を一定に保つことができます。
この性能を数値化したものが「C値（相当隙間面積）」です。

C値とは、住宅の床面積1㎡あたりに存在する隙間の大きさ（cm²）を示したものです。
この値が小さいほど気密性能が高いことを意味し、一般的にはC値1.0以下が高気密住宅の目安とされています。

高屋工務店では、住宅を建てる際にC値の測定を実施し、お客様に具体的な数値を公開しています。
この透明性ある取り組みは、私たちの品質への自信の表れでもあります。

■ 気密性能がもたらす3つのメリット

高気密住宅が選ばれる理由には、多くのメリットがあるからです。
以下にその代表的な3つをご紹介します。

1. 断熱性能の向上と省エネ効果

気密性能と断熱性能は密接に関係しています。
どれほど優れた断熱材を使用しても、建物の隙間が多いと、熱が外に逃げたり、外気が中に入ったりしてしまいます。
気密性を高めることで、断熱性能を最大限に発揮させることができ、冷暖房の効率が向上します。
これにより、年間のエネルギー消費量を大幅に削減し、光熱費を節約できます。

※「一次エネルギー」とは、発電のために必要な石油や石炭、天然ガス、水力、太陽光など、自然界から得られるエネルギー源のこと。
一次エネルギーを加工して作られる電気やガソリン、都市ガスなどは「二次エネルギー」と呼びます。

●住宅プラン：2階建て／延べ床面積120m²（自立循環型住宅モデルプラン） ●建設地：岡山県（地域区分：6地域、日射区分：A3） ●設備仕様（これからの家）：暖冷房高効率エアコン、給湯器電気ヒートポンプ給湯器、換気エコエア90　※「昔の家」は一般的な戸建て住宅の場合 ※「今の家」はエネルギー消費性能計算プログラム（住宅版）における基準一次エネルギーによる試算 ※シミュレーションに基づく試算のため、実際の金額とは異なる場合があります。●ZEH住宅：光熱費は10年間の価格です（売電単価24円）

2. 室内環境の快適性向上

隙間風や温度差の少ない室内空間は、快適な住まいを実現します。
例えば、気密性能が低いと、冬場は窓や壁際が冷え込みやすく、結露の原因にもなります。
しかし、高気密住宅では、均一な温度環境を維持できるため、こうした悩みが軽減されます。

※すべて外気温0℃　暖房設定温度20℃
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。
住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

3. 防音性の向上

高気密住宅は、外部からの音が入りにくいという特徴もあります。
これは、隙間が少ないことで音が遮断されるためです。
道路沿いや騒音が気になるエリアでも、快適な静寂を手に入れることができます。

■ 高気密住宅の注意点：換気計画の重要性

高気密住宅には多くのメリットがありますが、その性能を正しく活かすためには「換気計画」が欠かせません。
気密性が高い住宅は、自然な換気がほとんど期待できないため、計画的な換気システムが必要です。

高屋工務店では、24時間換気システムを採用し、室内の空気を常に新鮮な状態に保つ設計を行っています。
これにより、湿気や有害物質を効率よく排出し、健康的な暮らしをサポートします。

■ 高屋工務店の高気密住宅づくりの取り組み

高屋工務店では、地域の気候風土に適した家づくりを徹底しています。高気密・高断熱を基本にしながら、以下のような工夫を施しています。

1. 断熱材の選定と施工精度

断熱材の選定だけでなく、施工の際の隙間や漏れを徹底的に排除します。
例えば、断熱材の継ぎ目や配管周りの処理など、細かな部分まで丁寧に対応します。

2. 気密測定の実施

気密測定を行い、C値が基準値を満たしているかをチェックします。
この測定結果をお客様と共有することで、住まいの性能を「目に見える形」でご提供します。

以下は、当社が手掛けた住宅での気密測定の結果例です。

【実例】気密測定の結果

測定結果：C値 = 0.11㎠/㎡
この結果は、高屋工務店の基準値0.5㎠/㎡を大きく上回っています。
例えば、家全体の隙間面積を合計しても、わずか4.7cm×4.7cm程度という小さな隙間しかありません。
この高い気密性能により、エアコンや換気システムが効率よく動作し、快適な室内環境を維持することができます。